コスプレ撮影では,光を整えたり光の効果を加えたりするため,ストロボを複数使う事(多灯)が多いです。
ニコンのストロボシステムは,多灯にした時に光量を賢く調整(調光)してくれることで定評があります。
しかもワイヤレスで離れた所に置いたストロボを光らせる事ができます。
なので,カメラ任せのTTLというストロボ制御モードで撮っても,綺麗な画になります。
まぁ慣れてくると,自分で光量を調整するマニュアル調光モードの方が安定してて良いというのもありますけどね…そのためにフラッシュメーターも持ってますし,そもそもモノブロックストロボを使う時は必然的にマニュアル調光になるのですが。
ちなみにニコンのストロボは,ワイヤレスでの制御に赤外線を使っているんですね。
テレビのリモコンでチャンネルや音量を変えられるのと同じ仕組みです。
しかしリモコンをテレビとは違う方向に向けると,チャンネルや音量は変わりません。
これと同じように,ストロボの向きや位置によってはカメラからの赤外線の信号が届かず,ストロボが光ってくれない事がよくあります。
また,屋外で使う時なのですが,実は太陽からも大量の赤外線が降ってきてまして,カメラからの赤外線の信号が太陽に負けてしまってストロボが光らない,という事もあります。
キヤノンのストロボは電波制御式で,調光の精度はともかく赤外線が届かず光らないという弱点はないので,この点だけは羨ましかったです。
ストロボを電波で制御するアダプターは輸入品がいくつか出回ってはいます。
日本の電波法に適合した製品には「技適」マークが交付されるのですが,輸入品はほとんどの場合その認定作業をしておらず,「技適」マークがない状態で流通しています。そしてそのほとんどが電波の出力が大きいため,違法電波になっています。
総務省 電波利用ホーム−ページ 技適マーク
http://www.tele.soumu.go.jp/j/adm/monitoring/summary/qa/giteki_mark/
(ちなみにiPhoneは「設定」−「一般」−「認証」の画面で技適マークが表示されます)
しかーし!
GodoxというメーカーのワイヤレスフラッシュトリガーX1が,めでたく技適マークを取得して昨日発売になりました。(が,ヨドバシカメラではまだ入荷していないw)
http://www.kenko-pi.co.jp/brands/godox/ttlx1wo1.html
TTLモードをサポートしているので,このアダプターを介してもカメラ任せの制御で楽に撮る事ができます。
そして嬉しい機能として
ワイヤレススタジオフラッシュトリガーという機能が付いていました。
モノブロックストロボを使う時,ボクが使っている製品はワイヤレスに対応していないので,カメラとシンクロケーブルで繋いでいました。
しかしこのアダプターを使うと,モノブロックストロボもワイヤレスで使う事ができるようになります。
これでシンクロケーブルに足を引っ掛けなくて済むようになります。
ボクの環境ではとても便利そうだったので,とりあえず送受信機セットと,追加で受信機一つポチりました( ´ ▽ ` )ノ